リアルイラスト作成講座

Adobe Illustratorによる「リアルイラスト」作成

似顔絵・木村拓哉さん

基本的には前回のバイク編と同じなんですが、顔は1枚の皮膚でつながってながらも、複雑は凹凸で構成されており、メッシュ形状もやや複雑になります。

アウトライン表示をするとこのようになります。

それでは作成方法です。
今回は、「見たまんま」を描くんで、モチーフとなる木村拓哉さんの写真を雑誌からスキャンしました。

まず、ざっくりとトレースします。
この段階では、さほど神経質にならず、ざっくりで良いと思います。
見やすいようにトレース線は黄色にしています

下絵を外すと、このような感じになります。
この段階だと、誰だかわかりませんね。
ですので、顔の輪郭線だけ正確にトレースしとけば、あとは適当にごまかせます。

顔は、先ほども書きましたが１枚の皮膚でできています。
ただ、「目」と「髪の毛」と「口の中」は、顔からつながった１枚の皮膚ではありません。
それに、似顔絵の場合は「目が命」ですので・・・。
というわけで、「目」と「髪の毛」は顔とは別に書き、後で合成します

１．しつこいようですが、「目が命」なんで、正確に。

２．少しずらして、元の写真をよーく見ながら、クラデーションメッシュでそれっぽく整えます。

うっ、なんか目がチカチカするう。

３．次に、髪の毛を描きます。後ろの方は大きなブロックで、前髪は小さなブロックにして描きます。

４．後ろ髪は、輪郭の後ろにくる部分なんで、後で描きます。グラデーションメッシュで、それっぽく整えます。s

５．「輪郭」「目」「髪の毛」ができました。

６．合成してみましょう。

７．後ろ髪がないので、何となく落ち着きませんが、おおよそでき上がりました。

８．あとは、「首」「後ろ髪」「洋服」を描き足しましょう。

どうですか、案外かんたんでしょ。

背景はお好みで。